SNSの普及に伴い、企業と消費者のコミュニケーションを強化する広報活動の一環として「Instagram」を活用する企業が増えています。

 

しかし、ただ投稿しているだけではフォロワーの獲得が難しいため、多くの企業担当者が対策に悩んでいる状況です。

 

この記事では、Instagramアカウントの運用について徹底的に解説します。

 

Instagramでアカウント運用に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

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競争が激化する中で新しい集客、新規顧客、採用の導線として競合他社に差をつけたいならInstagramを使うべきです！

◎なぜInstagramなのか？
今やInstagramは女子高生や若者が暇つぶしで使うSNSではなく、ビジネスにも活用できるかなり優秀なプラットフォームとなっています。
特にInstagramはその拡散力と顧客教育、成約までの動線設計の柔軟性の高さから、認知獲得、集客、そして新しい採用手法として活用されてきています。
年間100社以上の企業Instagramを支援する私からしても、本当に多くの企業が活用しててきてるなと感じます。

・Instagramで集客、認知拡大、採用を検討している方
・Instagramに興味はあるが、ノウハウがなくお困りの方
・Instagramをやってみたけど、ノウハウやリソース不足で結果に繋がらなかった方

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Instagramがなぜビジネスで注目されているのか？

Instagramアカウントの運用が注目されている理由として、企業の投稿がユーザーに届きやすいことが挙げられます。

 

公式Instagramによれば、Instagramユーザーのうち約80%が何らかの企業アカウントをフォローしていると報告されています。したがって、企業アカウントの投稿はインフルエンサーや著名人の投稿と同じくらい、多くのユーザーに閲覧されているのです。

 

このことから、Instagramを活用することで自社の潜在顧客に対して効果的にメッセージを発信することができると言えます。 Instagramは自社の認知度向上や顧客との接触機会の増加が期待できる重要なプラットフォームです。

 

Instagramを運用するメリット

Instagramで成功を収めるための鍵は、まずSNSをビジネスとして活用する際のメリットや特長を理解することです。
機能や特性を把握せずに戦略を立てても、望むような成果を得るのは難しいでしょう。
ここからは、Instagram運用のメリットを紹介します。
具体的には以下の通りです。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

短い期間で成果を得られる

Instagramは比較的、短期間で成果を得られるのが特徴です。一般的に3～4ヶ月ほどの期間で効果が現れるでしょう。

 

一方、同じ集客手段であるSEO（Search Engine Optimization）では、成果が見えるまでに6～12ヶ月程度かかります。そのため、Instagramは迅速な成果が得られる点で優れていると言えます。

 

また、SEOに比べて将来性が高く、対応範囲も広いため、大きな潜在的収益を生み出す可能性があります。

ユーザーとコミュニケーションが取りやすい

企業がInstagramを運用するメリットの一つは、双方向性のコミュニケーションを実施できる点です。
SNSの発展により、即座かつ相互にコミュニケーションを取ることが可能となりました。

 

ユーザーからの要望や質問を受け取りやすく、商品やサービスに関するリアルな反応がわかります。

 

アプリを閉じて電話やメールで連絡する必要がないので、インスタは企業とユーザーの両方にとって、より簡単なステップでアプローチできることが魅力と言えるでしょう。

市場のライバル数がまだ少ない

Instagramのメリットの一つとして、ライバルがまだ比較的少ないという点が挙げられます。

 

既に多くのフォロワーを持つインフルエンサーが存在していることは事実ですが、本当に価値のあるコンテンツを提供できるアカウントはまだまだ限られています。

 

したがって、適切なアカウント設計とプロフィール設定を行い、ユーザーに価値のあるコンテンツを提供できれば、Instagramの市場で成功する可能性が依然として高いと言えるでしょう。

 

このことから、Instagram市場が飽和し成熟する前に、積極的にInstagramへの参入を検討すべきです。

自由度が高い宣伝が低コストでできる

マスメディアの利用とは異なり、InstagramなどのSNSは無料で活用できるため、コストをかけず利用できます。

 

広告を出稿する場合でも、従来の広告媒体と比較して遥かにコストが低いため、様々な効果測定を行うことが可能です。

 

実際、多くの企業がInstagramを活用した集客活動を開始しており、その活用事例は増加傾向にあります。

 

Instagram内での投稿は基本的に制約がないため、自社が伝えたい情報を自由に発信し続けることが可能です。

ユーザー数の増加

以前は若い年代のユーザー層が多かったインスタですが、近年は幅広い年代に利用されるようになっているインスタ。
インスタのユーザー層で男女比が狭まりつつあると同時に、20代だけではなく、30代や40代のユーザーも増加し、より幅広いターゲットにリーチできるようになりました。
2019年には、世界の月間利用者数は10億人以上、国内でも3,300万人を越えるなど、インスタは今現在もっとも勢いのあるSNSと言えるでしょう。

 

だからこそ、幅広いユーザーにアプローチできるインスタは、ビジネスツールとしての利用価値が高いものだと言えます。

商品やサービスを視覚的に伝えることができる

インスタは他のSNSと違い、画像や動画を活用して視覚的に商品やサービスをアプローチしていくことができます。

 

例えば、飲食店のメニューやコスメなどの美容商品の使い方など、言葉よりも視覚的に紹介することが可能です。
ユーザーにイメージを想像してもらいやすく、商品やサービスの魅力を効果的に伝えることができます。

Instagram運用を成功させるために行うべき最重要ポイント

Instagram運用を成功させるためにはいくつかのポイントがあります。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

Instagramビジネスアカウントへ移行しておく

Instagramアカウントの運用を考えているなら、必ず「ビジネスアカウント」に移行しましょう。
ビジネスアカウントに移行する方法はこちらをご参照ください（Instagramのビジネスアカウントとは？作り方や運用について解説）。

 

Instagramビジネスアカウントに移行することで、以下のようなメリットが得られます。

ビジネスプロフィール	プロフィールに電話番号や問合せボタンなどのビジネス情報を追加できます。
Instagram広告	詳細なターゲティングが可能な広告をInstagram上で配信でき、効果的な広告キャンペーンを実施できます。
Instagramインサイト	投稿やアカウントのパフォーマンスデータを詳細に閲覧でき、フォロワーの行動を理解し、戦略を最適化するのに役立ちます。
Instagramショッピング機能	商品をInstagram投稿に紐付けて、ユーザーが直接購入できる機能です。

 

特にフォロワーを増やすためには、Instagramインサイト機能が重要です。

 

ビジネスアカウントへの移行はInstagramの有用な機能を活用し、成功に向けて一歩前進するための重要なステップです。

世界観の統一

Instagramアカウントを成功させるためには、まずターゲットを明確に設定し、次にアカウントの「世界観」を統一することが重要です。

 

この「世界観」とは、以下のような内容を指します。

基本的な見た目	アカウントの外観や雰囲気を指します。
有益性	フォロワーにとってあなたのコンテンツが知識やアドバイスを提供し、フォロワーの問題を解決できるかどうかを考慮します。
エンタメ性	コンテンツがフォロワーに楽しみや感動を与えられているかを指します。

 

Instagramアカウントでは、写真や動画の品質は前提条件ですが、それに加えて有益性やエンタメ性を取り入れることで、フォロワーが興味を持ち、アカウントに従う動機づけとなり、フォロワーの増加につながります。

 

コンテンツを通じて一貫性のある世界観を提供し、フォロワーが楽しんで参加できるよう工夫しましょう。

ターゲットを明確にする

Instagramアカウント運用において明確なターゲットを設定することは、効果的な情報発信の基盤となります。ターゲットを特定することで、ユーザーが求めているコンテンツを提供しやすくなります。

 

まず、自社のブランドや製品にとって理想的な顧客を特定し、そのペルソナを具体的に想像します。このターゲットは1人の個人像に絞り込むと効果的です。

 

次にターゲットとなるユーザーが何を求めているのかを考えます。想定するユーザーの関心事や悩みを把握し、それに関連するコンテンツを提供することで、効果的にファンを増やすことができます。

 

フォロワーとの信頼関係を構築できれば、フォロワーは自然にあなたのコンテンツを共有し、アカウントを広めてくれるでしょう。

目的とゴールを明確にする

InstagramなどのSNS運用で大切なのは、運用によってどうなりたいのか、何を得たいのか、などの目的といつまでにそれを達成したいのかをはっきり決めておくことが大切です。

 

どんなビジネスでも、まずは目的を決め、そこに向かうために様々な施策を実施するのが基本ですが、Instagram運用でも同じです。
そうしなければ、運用している間に目的を見失ったり、進む方向にぶれが生じたりしてしまいます。

 

Instagram運用の目的は、明文化して関係者全員で共有しておきましょう。

定期的に投稿する

投稿頻度が高いと、それだけユーザーに閲覧される機会も増えます。
アカウントを開設して間もない頃は、投稿頻度は毎日がおすすめです。

 

当たり前のように思えて、実はとても大切なことは、定期的に投稿すること。
インスタグラムの最新のアルゴリズムは、より新鮮なコンテンツを好んで表示させる傾向にあるので、常に新しいメッセージを発信することを心がけましょう。

 

ある程度投稿したものが貯まってきたら、週に2、3回投稿に切り替えても大丈夫です。

Instagram運用のコツ

Instagram運用にはコツがあり、ただ単に写真を投稿するだけでは他のアカウントに埋もれてしまいます。

ここからはInstagram運用を成功させるためのコツをご紹介します。
具体的には以下の通りです。

これらのコツを繰り返し検証し、運用を継続的に改善していきましょう。

ストーリーズはハイライトを設定する

Instagramのビジネスアカウントを効果的に活用するために、ストーリーをハイライトとしてプロフィールに表示しましょう。

 

Instagramのストーリーは通常24時間で消えてしまうのですが、ハイライトを使用することで、重要なストーリーをプロフィールに常に表示できます。
このハイライトはプロフィールの目立つ位置に表示されるので、ユーザーの注目を引くのに役立ちます。

 

反響のあるストーリーをハイライトにまとめることで、ユーザーが簡単にアクセスできるため、宣伝効果を高めることができます。

 

ハイライトは過去のストーリーからカテゴリごとに選んで作成できる機能で、新しい情報をユーザーに提供することで、彼らの興味を引き続け、アクティブなフォロワーを維持できます。

ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる

ユーザーからポジティブなアクション（コメントやDMなど）があった場合、積極的にコミュニケーションをとりましょう。

 

具体的には、お礼コメントを残す、投稿をタグ付けしてストーリーズに残す、などが有効です。

 

特に企業やブランドの公式アカウントからのリアクションは、ユーザーにとって嬉しいものであり、彼らを積極的に参加させる刺激となります。

 

ユーザーからのポジティブな反応を促すために、日頃から積極的にコミュニケーションをとり、相互作用を増やしましょう。これによりフォロワーのエンゲージメントが高まります。

保存してもらえる有益な情報を投稿する

ユーザーの視点を常に考えて投稿することが非常に重要です。

 

ユーザーが投稿を「保存」したくなるようなコンテンツを提供することで、人気のある投稿としてInstagramのアルゴリズムによって評価され、多くのユーザーに注目される可能性が高まります。

 

Instagramのアルゴリズムは、ユーザーが保存する行動を「質の高いコンテンツの指標」と見なすため、保存された投稿は再び表示される可能性が高くなります。

 

そのため、ユーザーの関心を引き付ける質の高いコンテンツを提供することが重要です。

企業独自のハッシュタグを活用する

企業が独自のハッシュタグを使用することで、ブランディングや認知度の向上が期待できます。

 

ハッシュタグを工夫して多くのユーザーに受け入れられることで、情報を広く拡散させる力を高めることができるでしょう。

インサイト機能を活用する

インサイトはInstagramが公式で提供している、運営アカウントのパフォーマンスを詳細に分析するための重要なツールです。

 

インサイト機能を通じて、以下のような情報を把握できます。

リーチしたアカウント数	すべての投稿が閲覧されたアカウント数。
コンテンツでのインタラクション	投稿ごとに受けた「いいね！」「コメント」「保存」「シェア」「リプライ」などのアクションの数。
合計フォロワー	アカウントが持つフォロワーの総数。
インプレッション数	すべての投稿が表示された総回数。
アカウントアクティビティ	プロフィールへのアクセスや、アカウント内に設けられたアクションボタン（たとえば、連絡ボタン）がタップされた回数の合計。
プロフィールへのアクセス	プロフィールページが閲覧された回数。

 

インサイトを利用すれば、アカウントを伸ばしていくために重要な保存数やホーム数、リーチ数などの数字を確認できるようになるため、アカウントの弱点（伸ばすべき数値）が明らかになり、やるべきことが明確になります。

 

もちろん無料で使用できますので、自身のアカウントを伸ばすためにも積極的に活用しましょう。

ストーリー性のある投稿を心がける

投稿内容のストーリー性を強調することは、集客効果を高める重要な要素です。

 

投稿内容のストーリー性とは、写真と投稿文が一貫性を持ち、全体的なメッセージや物語を伝えることを指します。

 

これにより、ユーザーは投稿内容に引き込まれ、ブランドやコンテンツに興味を持つようになるでしょう。

リール動画で新規リーチを増やす

Instagramのリールとは、15秒の短い動画を閲覧・投稿できる共有機能となっており、多数のエフェクト(フィルター）やBGMを取り入れることができます。

 

15秒の短い動画が基本となっていますが、この動画を繋ぎあわせたり編集もできるので、今起きている出来事や気持ちをシェアすることが可能です。

 

リールでは「発見タブ」というものがあり、この発見タブの画面所有率が多いことで有利とされています。
発見タブは、AIアルゴリズムにおいてユーザーのアクション（いいね、保存数など）から類似性のあるアカウントを特定し、そのユーザーにとって最適とされた投稿を絞って表示してくれるものです。

 

ですので、自身のフォロワー以外の方にも最適と思われる方に表示されるので新規フォロワーを獲得しやすいとされています。

 

また、発見タブに表示されたりスワイプするとその動画の関連動画が表示される仕組みとなっているので、より多くの層にリーチすることが可能です。

 

他にも企業は「専用タブ」を導入することができ、ショッピング機能を使っている投稿やブランドがユーザーごとに個々に変更されて表示されるためストーリーズのようにハイライトでまとめなくても商品やサービスを一覧で見ることができます。

実際にこのリールを使ってどれほど効果が出たのかもデータ確認ができるようになっています。

 

Instagram側としてもこのリール機能を重視していることがわかります。

実際にホーム画面下のアイコンも中央に置いてあり主軸としていきたいのが読み取れます。

 

そしてリール機能に最近「ショッピング機能」も追加されたことでユーザーは動画を視聴し気になった商品をその場で購入できるようになりました。
企業やお店が利用するにあたり、大きなメリットになるところなので、お店やオンラインサイト以外にInstagram内での購買を大きく伸ばすこともできるので導入するところも増えてきています。

長く滞在してもらえるよう投稿を工夫する

Instagramでは、自分のアカウントにおけるユーザーの投稿の閲覧時間（＝アカウントの滞在時間）も重要な指標です。

 

1つの投稿に複数枚の画像・動画を含めることで、 投稿の閲覧時間を伸ばすことができます。
イラストやストーリー、詳しい説明を加えるなど、投稿をじっくり見たくなるような工夫も有効です。
短めのリール動画で、気づいたらループしているようなコンテンツなどは、完全視聴率と滞在時間の両方を伸ばすことが期待できるでしょう。

競合他社を分析する

Instagramにおいて、競合他社を分析することとは、競合企業のアカウントと自社アカウントと比較することです。

 

・フォロワー数の推移
・投稿内容
・エンゲージメント率
など、調査すべき項目は多岐にわたります。

 

競合調査を行うとSNSアカウント運営の課題や修正ポイント、効果的な投稿の特徴を発見できます。
Instagramマーケティングの成果を上げるため、インスタ競合調査は重要な施策といえるでしょう。

まとめ

Instagram運用を成功させ、本物のファンを獲得するためには、ユーザーファーストのアプローチで価値あるコンテンツを提供し、信頼関係を築くことが鍵となります。

 

自社の顧客となるユーザーへの愛と熱意をもってコンテンツ作成を行い、ファンとの信頼関係を構築しましょう。

 

本記事の内容がInstagramでお店や企業のアカウント運用をしよう、と考えている方の参考になれば幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。