「SNSのアルゴリズムを知りたい」
「アルゴリズムを知って効果的に運用したい」
「SNSで確実に成果を出したい」
今回は、SNSのアルゴリズムについて解説します。
アルゴリズムとは、一人ひとりの視聴者に最適な投稿を届ける仕組みのことです。
ツールごとにアルゴリズムが異なるため、それぞれのアルゴリズムを理解することが大切です。
運用しているツールのアルゴリズムを知らない方は、最後まで読めば効果的な運用ができるようになるでしょう。
本記事の内容は、以下のとおりです。
・アルゴリズムに沿ってSNSを運用した際の効果
・SNSツールごとのアルゴリズムに評価される投稿
・アルゴリズムを意識してSNS運用を成功させる方法3つ
SNSのアルゴリズムが気になる方は、ご覧ください。
アイドマ・ホールディングス入社後、企業のWebマーケティングを支援する新規事業部（クラウドプロダクション）の立ち上げに参画。WebやInstagramやTikTok、YouTubeなどのSNSを専門に各社のWeb制作、Web・SNS集客を行い、支援した数は70社を超える。現在はAI専門のAI導入コンサルタントとして、企業へのAI導入の支援もしている。
>藤井俊太の詳細プロフィール
SNSにおけるアルゴリズムとは
SNSのアルゴリズムとは、それぞれのユーザーに最適な投稿を表示する仕組みのことです。
近年は、XやInstagramなどのSNSツールが複数存在し、ユーザーが分散している状態です。
そのため、各SNS会社はユーザーが気になる投稿を優先的に表示させ、視聴者の確保に努めています。
個人が気になる投稿を優先的に表示させるためにアルゴリズムがあり、アルゴリズムはデータから分析し、ユーザーが満足する投稿をおすすめに表示させることが可能です。
そのため、アルゴリズムに沿った投稿をすればコンテンツがおすすめに表示され、多くの人の目に触れやすくなります。
アルゴリズムに沿ってSNSを運用した際の効果
アルゴリズムを意識して運用した際の代表的な効果は、以下のとおりです。
・リーチの増加
・エンゲージメントの獲得
・フォロワー上昇
例えば、Xはアルゴリズム的に最新の情報がおすすめに表示されやすい特徴があります。
そのため、トレンド情報を投稿すれば多くの人に閲覧されやすくなり、膨大な人へのリーチが期待できるでしょう。
投稿が表示されれば、エンゲージメントの獲得やフォロワー上昇も見込めます。
どれだけよい投稿を作成してもおすすめに表示されなければ、視聴者に見てもらえず意味がありません。
アルゴリズムに沿った投稿をして、おすすめに表示される可能性を少しでも高めることが大切です。
SNSツールごとのアルゴリズムに評価される投稿
アルゴリズムに評価される投稿を以下5つのツールに基づいて解説します。
・TikTok
・YouTube
それぞれ解説するため、参考にしてみてください。
1.X
Xでは最新情報が掲載されているかが重視されます。
Xの公式サイトでも「今、世の中で起きていること。今、⼈々が語り合っていること。それが、X。」がキャッチコピーになっており、現在の情報がわかるコンテンツが重要視されていることがわかります。
24時間以上、時間が経ったコンテンツはおすすめに表示されにくいほどです。
動画や画像を掲載するのも、コンテンツ滞在率を高めるためおすすめです。
Twitterの推奨アルゴリズムでも評価される投稿が紹介されているため、参考にしてみてください。
引用元：Xについて
2.Instagram
Instagramは、公式サイトに以下のキャッチコピーを掲載しています。
| 大切な人や大好きなことと、あなたを近づける 引用元：Meta｜Instagram |
|---|
Instagramでは投稿内容が特に重視されやすく、興味・関心が高いコンテンツがおすすめに表示されやすいです。
また、Instagramのおすすめでは投稿が表示されにくい内容も記載されています。
以下のコンテンツはおすすめに表示されない可能性があるため、作成をおすすめしません。
・死や鬱に関わるテーマ
・暴力的な描写
・性的な表現
・タバコを推奨するコンテンツ
Instagramに投稿する際は、ユーザーに合った質の高い投稿を意識してみてください。
3.TikTok
TikTokのキャッチコピーは、以下のとおりです。
| 創造性を刺激し、喜びをもたらすこと 引用元：TikTok｜TikTokについて |
|---|
新規参入者でも、コンテンツ次第でバズる可能性があります。
特に最後まで観られる動画がおすすめに表示されやすいため、冒頭に気になる情報を掲載したりカットを速めたりして視聴完了率を高めましょう。
また、TikTokコミュニティガイドラインでも評価が下がるコンテンツが記載されています。
お酒やタバコなどのコンテンツは好まれないため、把握しておきましょう。
4.YouTube
YouTubeは以下3つの経路から動画をクリックすることが多いです。
| 経路 | 特徴 | 対策 |
|---|---|---|
| ホーム・おすすめ画面 | ユーザの登録チャンネルや再生・検索履歴に基づいて おすすめ動画が表示される |
狙っているユーザーに刺さる動画を投稿する |
| YouTube検索画面 | タイトル・概要欄・動画内容に 基づいて表示される |
タイトル・概要欄・動画内容に ユーザーが検索するキーワードを入れる |
| 急上昇画面 | 最新動画や話題・万人向けのコンテンツが 急上昇に上がりやすい |
・トレンドに敏感になる ・多くのユーザーに刺さる動画を投稿する |
上記3つのアルゴリズムは異なっており、それぞれのアルゴリズムから評価される対策を施すことが大切です。
例えば、ホーム画面に表示させるには狙っているユーザーを絞り、クリックされやすいサムネイルをつくる必要があります。
また、検索画面に表示させるにはタイトルや概要欄に検索するキーワードを記載しましょう。
狙っている経路ごとの対策を施すことが大切です。
5.Facebook
Facebookの投稿が表示される基準は、独自のアルゴリズムであるエッジランクに基づいています。
エッジランクは以下の3つから構成されるため把握しておきましょう。
| 要素 | 特徴 | 対策 |
|---|---|---|
| 親密度 | フォロワーとの親密度が重視される | ・いいねやシェア、コメントを獲得する ・タグ付けされる ・投稿の滞在時間を高める |
| 重要度 | 投稿の重要度や価値が判断される | ・画像や動画を掲載する ・いいねを獲得する |
| 経過時間 | 新しい情報が表示される | 1週間に数回の投稿を心がける |
Facebookでは、フォロワーとの親密度や投稿の質が重視されます。
動画や画像を掲載して、エンゲージメントを獲得できる投稿を心がけてください。
また、1日に複数回の投稿をするとユーザー視聴が分散され、それぞれのコンテンツの閲覧数が下がりかねません。
1週間に2〜5回程度の投稿を心がけましょう。
アルゴリズムを意識してSNS運用を成功させる方法3つ
アルゴリズムを意識して、SNSを成功させるコツは以下のとおりです。
・熱心なフォロワーを獲得する
・専門会社に代行してもらう
詳細に解説するため、実際に運用する際の参考にしてください。
1.最新のアルゴリズムを学ぶ
SNS会社はSNSツールの満足度を上昇させるために、日々アルゴリズムを改善しています。
大規模な更新は年に2〜4回ほどですが、小規模な更新は毎日行われているほどです。
そのため、常に最新のアルゴリズムを学び続ける姿勢が大切です。
「半年前に効果的だった施策が現在は全く意味がない」こともあります。
それぞれのツールごとのアルゴリズムを確認しましょう。
また、各界隈の著名人がアルゴリズム動向について発信することもあるため、日ごろから情報収集を意識してください。
2.熱心なフォロワーを獲得する
SNSはいいねや共有などのアクションを起こしてもらうことで、高評価を受けることが多いです。
そのため、投稿に積極的にアクションを起こしてくれるユーザーを集めましょう。
反応してくれる熱心なフォロワーを獲得するには、以下の方法がおすすめです。
・役立つ情報を発信する
・コンセプトに合った投稿をし続ける
・ファンに寄り添ったサービスを提供する
また、フォロワーと丁寧にコミニケーションを取り続けることも、熱心なファンに成長する可能性があるためおすすめします。
3.専門会社に代行してもらう
アルゴリズムに沿って投稿し続けても、SNSをうまく運用できない恐れがあります。
SNSを効果的に運用するには、アルゴリズムを正確に読み取る能力やアカウントを分析するノウハウが必要だからです。
社内で運用しようとしても、うまく運用できない・リソースがない恐れもあるでしょう。
そういった方は、SNS専門会社への依頼を検討してみましょう。
専門会社であればSNS運用に慣れているうえに、過去の経験からアルゴリズムに沿った効果的な運用ができます。
コスト以上にメリットが生まれる可能性があるため、一度お問い合わせだけでもしてみてください。
SNSのアルゴリズムを意識して成功した事例3選
SNSのアルゴリズムを意識して実際に成功した企業を紹介します。
・味の素
・ドミノピザ
具体的な運用方法がわかるためご覧ください。
1.M･A･C Cosmetics Japan
M･A･C Cosmetics Japanはコスメ商品を取り扱っており、Instagramのアルゴリズムを意識して成功した実績があります。
Instagramはユーザーとの親密度を重視するため、毎日2〜3回の投稿を実践し、視聴者と触れ合う機会を増やしました。
フォロワーが求めている商品情報や実際に利用している動画を投稿するなど、視聴者に必要な情報を投稿しました。
その結果、多くのエンゲージメントを獲得しています。
Instagramのアルゴリズムに沿って、PRに成功した事例です。
2.味の素
Xのアルゴリズムでは「最後まで視聴された動画は高評価である」とされています。
味の素は七夕の日に、織姫と彦星が一瞬だけ出会う1秒程度の動画を掲載しました。
その動画には、出会った瞬間をスクショしてリプライを送るように指示がありました。
手軽に出会ったタイミングのスクショができないため、視聴者は繰り返しコンテンツを視聴し、何度もスクショにチャレンジしたのです。
投稿が繰り返し見られたうえに、コンテンツの滞在時間も上昇しました。
動画の完全視聴を何回も促したよい例です。
3.ドミノピザ
ドミノピザはTikTokアカウントを利用して、宣伝に成功しました。
TikTokのバズりやすい特徴を活かし、ハッシュタグを活用したり、トレンド音楽を取り入れたりしたのです。
また「#空耳」のハッシュタグを掲載し、日本語のように聞こえる海外の楽曲を用いて空耳動画を作成しました。
ユニークさも兼ね備えていたため、企業の公式アカウントですが、多くのいいねやコメントを獲得しました。
その結果、40万以上のいいねを獲得する大バズりを実現しています。
TikTokでバズる特徴を押さえた成功事例です。
SNSのアルゴリズムに関するよくある質問
SNSのアルゴリズムに関するよくある質問をまとめました。
運用する際に感じやすい疑問が解決するためご覧ください。
Q1.アルゴリズムの最新情報はどこでわかる？
A.X・Instagram・TikTokのアルゴリズムがわかりやすいページを、以下のようにまとめました。
定期的に上記のページを確認してみましょう。
アルゴリズムを確認する際に、複数アカウントを分析して最新のアルゴリズム動向を導き出す方法もあります。
また、著名人の発信を確認するのも、手軽にアルゴリズムを予想できるためおすすめです。
Q2.ビジネスアカウントとプライベートアカウントでアルゴリズムは異なる？
A.ビジネスアカウントとプライベートアカウントでアルゴリズムが変わることはありません。
同一のアルゴリズムが適用されています。
なお、プライベートアカウントは分析ができないため、本格的な集客・売上を狙っている方はビジネスアカウントを利用しましょう。
Q3.アルゴリズムに評価される投稿をつくるには？
A.ツールによってアルゴリズムが異なるため、SNSツールごとのアルゴリズムに応じた投稿をつくることが大切です。
本記事でツールごとのアルゴリズムやおすすめ投稿について解説しているため、参考にしてみてください。
アルゴリズムを意識してSNSを運用するならクラプロに相談しよう
SNSのアルゴリズムはツールによって異なります。
例えば、 Xでは最新の投稿が重視されやすいですが、Instagramでは質の高いコンテンツが評価されます。
ツールごとのアルゴリズムを確認して適切な運用をしましょう。
なお、クラプロでは70社以上の支援をしたSNSのプロが運用代行を引き受けています。
ツールごとのアルゴリズムを熟知しており、効果的な運用が可能であるため、お気軽にご相談ください。